家族とともに
山形村短角牛の牛舎で働くのは、おじいさん、おばあさん、息子にお嫁さんと家族全員。早朝から夜まで様々な仕事がありますが家族全員で分担しながら牛の世話を続けています。牛もまた家族の一員です。
公式オンラインショップ
赤身肉といえば=山形村短角牛。
そう呼ばれるお肉が
岩手県にあります。
山形村短角牛とは
岩手県久慈市山形町(旧山形村)で育てられている、南部牛をルーツに持つ牛です。
赤身肉で旨味が多く、たくさんの肉好きに愛されています。
赤身肉ならではの旨味が際立つ
山形村短角牛の美味しさの秘密は、赤身肉ならではの凝縮した旨味。霜降り和牛肉の魅力がその甘さと香り高さだとしたら、短角牛肉の魅力は牛肉本来の深い味わい。牧草と国産飼料中心で育てた山形村短角牛の肉質はジューシーでフレッシュな香りが特徴です。旨さの秘密は旨味の素になるアミノ酸の含有量。黒毛和種よりも豊富にアミノ酸を含んでおり、噛めば噛むほどに深まる味わいはまさに赤身牛肉の王様といった風格を備えています。
また、和食から洋食まで料理法を選ばないのも山形村短角牛肉の特徴。脂身が少ないため、毎日の食卓でヘルシーな料理をお楽しみいただけます。
短角牛とは、昔から有名な南部牛とショートホーンを交配したものの子孫です。(ショートホーンとは、イギリス原産の牛で世界三大肉用牛のひとつです)
夏はのびのびと牧野で、冬は里の牛舎で飼われている、すこぶる健康な牛です。
短角牛のお肉とは、赤身が多くその赤身に含まれる旨味成分は、他の牛と比べ群を抜いて多く含まれています。
しかし、赤身のお肉は熱を加えすぎると、たんぱく質凝固を起こし硬くなっていきますので、美味しく食べるには焼き加減がとても大切です。
赤身が少し残っている程度(レアからミディアムくらい)が丁度良いと思われます。
焼肉やステーキなどは、強火でこんがりカリッと焼き上げるのがコツです。
まずは塩で素材そのものの味をお楽しみ下さい。また、焼肉のタレをよく揉み込んで、30分程度おいてから焼くと、タレの成分で軟らかく召し上がれます。
ひとことに赤身肉といっても味わいはそれぞれ。短角牛でも脂身が比較的多いリブロースから、これぞ赤身肉といった脂身の少ないヒレなど、お好みや料理方法に合わせて部位を使い分けることにより美味しく山形村短角牛をお楽しみいただけます。
また、赤身牛肉の代表格として知られる短角牛肉ですが、実は内臓類などの赤身以外の部位の美味しさもまた格別です。
美味しさの秘密は、その肥育方法。霜降り重視の黒毛和牛の肥育と異なり、わたしたち山形村短角牛の肥育農家は最後まで健康な状態で肥育を続けます。
牛が健康かどうかは内臓の状態に現れます。夏は湧き水と牧草を主食に放牧地をのびのびと駆け回る健康的な生活を送り、
冬は短角牛の為だけに生産者が育て収穫されたデントコーンサイレージなどの国産飼料で健康的に育った山形村短角牛は、内臓まで旨味があります。
約月1回販売される希少部位
山形村短角牛の繁殖では「まき牛」と呼ばれるスタイルがとられています。これは血統に優れた1頭の雄牛を約40〜50頭程度の雌牛の群れに放ち、自然交配を促すもので牛たちの生命力に任せた繁殖のスタイルです。黒毛和牛のほとんどが人工受精による繁殖により誕生しているという現実を踏まえると、わたしたちが育てている短角牛はその生命の誕生さえも自然に則したものだと考えています。
わたしたちはこの地の自然風土の恩恵を受けながら、山形村短角牛を育てています。わたしたちの活動は肉牛としての山形村短角牛を消費者のみなさんにお届けすることですが、その先にあるのは、この地域で受け継がれてきた伝統や人と人との繋がりを伝えていきたいという思いです。そしていつか、日本各地で育まれてきた仕事とそれに関わる人たち、そして、消費者の皆さんたちのすべてが良い方向に向かっていけるようにと願っています。
わたしたちは先祖代々、北上高地の風土を生かしながら牛とともに暮らしてきました。いかに優れた牛を育てていくか。長い時間をかけて培われてきた知恵は、わたしたちへと受け継がれています。日本古来の在来種である「南部牛」という血統を受け継ぐ牛たちとともに、わたしたちも牛を育てるという伝統をつないでいます。
わたしたちが牛を育てる際に大切にしていることのひとつが牛の健康です。それは最終的に消費者の皆さんへの健康にもつながっていくことです。自然からの恩恵を受けて暮らしている以上、また環境への配慮も欠かすことができません。そこで私たちは、国産飼料にこだわった「That’s国産」という飼育方法に取り組んできました。ここ数年は新たに様々な取り組みに着手しています。
山形村短角牛の地域産飼料について動画
全国各地の農業や漁業の現場で高齢化の問題が取りざたされています。それは山形村短角牛の生産の現場でも懸念となってきました。体の小さなメスでも体重が500kgにもなる短角牛を相手にする仕事は体力勝負。いくらベテランの生産者であっても、高齢となると厳しい重労働です。しかし、わたしたちは代々受け継がれてきた短角牛との生活を守るため、消費者の皆さんに理解をいただきながら、「山形村短角牛」のブランドを高める活動を続けてきました。とくに近年では肥育部会の若手が中心となって「おれたちが短角牛を引っ張っていく」という信念で、短角牛の美味しさと素晴らしさを伝えるアクションを活発におこなっています。これからの若手の活動にご期待ください。
家族とともに
山形村短角牛の牛舎で働くのは、おじいさん、おばあさん、息子にお嫁さんと家族全員。早朝から夜まで様々な仕事がありますが家族全員で分担しながら牛の世話を続けています。牛もまた家族の一員です。
牛小屋は子供たちの遊び場
牛小屋は家族が働く場所であると同時に子供たちにとっては大切な遊び場。「モウモウ」とよく響く牛の声を聞きながら遊ぶ毎日です。こうして世代を越えて牛とともにある暮らしがつながっていきます。
こうして育った健康的で質の良い短角牛の赤身肉は、黒毛和牛と比べ、牛肉本来の力強い味わいを持っています。そのため、和食・洋食を問わず、様々な調理方法でお楽しみいただけます。とくに、霜降り肉ではなく、赤身肉の滋味深さを好むイタリアンやフレンチのシェフからは高い評価を受けています。
ステーキ
焼肉
内閣総理大臣賞を受賞した炭とセットになったBBQセットが誕生しました。
山形村短角牛をより美味しく食べるための炭をセットにしてあるので、このままキャンプやBBQに持って行けば外で最高の赤身肉が楽しむことができます。